角松敏生の本気

角松敏生が、

本気で音楽をしていた頃に、こんな
プロモーションビデオをレコード会社は
作り、角松敏生を都会派であるかのように

伝えていた。角松敏生が、吉祥寺にたむろって
いた時代の片鱗を覗かせていた時代に、昔

角松敏生がデビューする前、吉祥寺には
寺尾聰さんのアルバムが流れていた!


そんな場所にいて、働いていた私が
勤務していたファッションビルには

寺尾聰さんの音楽が流れていたし、毎日の
ように通っていたカフェには、サザンが
流れていた。そんな時代を過ぎた頃に

角松敏生は、デビューした!




懐かしい顔に、懐かしい髪型に、懐かしい
スーツ姿に、角松敏生の音楽を思い出して
しまう。


角松敏生のシティー派を気取る音楽シーン。
背広姿や、スーツ姿を着こなす音楽家?

昔の、角松敏生を見にいきたい私が居る。







角松敏生の目は、
危なかっしく、シャープさを鋭く外に
刃を向けていたかのように見えていた…。

迷いや悩みや、不安なんてことじゃなく
角松敏生が、角松敏生をやることに怯え
角松敏生が、角松敏生に挑むように見えた。


乖離し、いつどこに生き、歌を歌ったのか?
何をしていたのか、それを違う次元にいて

誰かが、角松敏生の音楽を勝手に作りながら
勝手に、角松敏生という名前で楽器を弾いて、

誰かが勝手に、角松敏生の声を出してライブに
通って、角松敏生のふりをしていたかのような?

そんな場所にいて、角松敏生のリスナーをして
いるみたいな人たちに、『俺はここなんだよ』
とか、


『ホンモノを、あんたたち見えないの?』
みたいなことを言っているバカな男がいても、

誰にも、角松敏生が歩いている場所では
音楽だの、ギターだのスタジオだの、声量や
声帯なんか気にしない人たちに、背中だけで

せせら笑いしながら、『別にいいけどね?』
ではないが、他人の背中に言ってるみたいな、

そんな角松敏生を、遠くに居て『また言ってる』
みたいなことを考えてる私が居て。他人には
『あんた変だよ』と言われそうなファンがね

『私には、どうでもいいけど?』てな感想で
『角松敏生、辞めたら?』みたいにくそ生意気な
ことを言ってる私には、他人が静観してくれる!


『角松敏生のファン、辞めろ!』とTwitterで
脅されて、『角松敏生に、辞めろと言ってよ』
みたいな気持ちになるけど。


『角松敏生に、角松敏生をしない時に何やる?』
と聞いたら、『角松敏生の家族のふり』だとか

『角松敏生のしょうもない時代の同級生のふり』
とか言ってるようにも見えるけど(笑)。


『角松敏生にしか歌えない歌を、歌いなさい』
とか、『角松敏生にしか書けない曲を作れ!』
とか、言っている私的なあたしに

『聞くなよ!』と言うことを言ってるだろうな
的な、角松敏生の内性があるかも知れないが?


リスナーなんかしなくても、音楽は、誰かに
聞いて貰えて、聴きながら泣いてくれてた…

中野サンプラザにいた、2階席の階段に座り
歌を聴いていた人に、変に感動した私が

乳がんから生き延びて、平成17年師走の
中野サンプラザは、角松敏生の音楽に自分を
委ねてきた時間に、えらく喜んだ自分がいた!


あんなことは、もう無いけど。あんな体験は
もう出来ないけど。私には、変な思い出には
なったんだよね。だから、ホンモノの歌を

変な感じには聴きたくないから、なんちゃって
ファンは、したくない。ホンモノに会ったら
情けなく、わびしいジジイみたいな貧相な顔
していたら、叩きたくなるから…。


やだな。幼なじみのふりした角松敏生の目。


Chisei’s ライフ

https://suzukihiroe.amebaownd.comから お引っ越ししました。鈴木霄, ペンネームで書いています!

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